ダウエルピン可撤支台は、形がドライバー(ねじ回し)と似てるとは思いませんか。
支台に触っている時の小さな力がピンの部分では数倍の力で作用するのです。
その力に抵抗するにはピンと石膏の接触面積が少なすぎます。
そしてピンの部分での僅かなガタが、支台部では増幅されて、大きな狂いとなって現れます。
また、プラスティック台を使用した様々な高価なシステムもありますが、ピンを応用していることで、位置の再現性という点でそれほどの結果は出ていません。
その点、トレーシステムは、溝と面で構成された接触部の総合面積はピンに対して数倍に相当します。
そして、その面は支台よりも外側にあるため、ドライバー効果のような力学関係は発生しませんし、逆にそれは減衰します。