ホーム解決、チェアータイムアタックトレーシステムバイト調整咬合器アジャスト
   
 
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1.半調節性咬合器に解剖的平均値を応用してマウントされた模型。

2.左側方運動時、作業側歯列がが浮いてしまいました。
3.非作業側の咬頭干渉が原因でした。

4.右側の矢状顆路角を大きく設定します。
5.作業側の歯列の接触が得られましたが前後的なズレがあります。

6.左側の作業側側方顆路角を後方に開きます。
7.前後的なズレは補正できましたが 歯列が浮いてしまいました。

8.更に右側の矢状顆路角を大きく再設定します。
9.調整後の非作業側。
歯牙のファセットを適確に追従しています。

10.右側方運動時の作業側。
的確にファセットを追従しています。
11.左側方運動時の作業側。
的確にファセットを追従しています。

12.機能時のワックスパターン調整。
13.全ての調整を終了したワックス パターン咬合面。

14.機能的な補綴物が短いチェア-タイムで苦労なしにSETできます。

  【 エピローグ 】
模型作製、咬合器マウント、咬合器アジャストと日常臨床の小補綴物作製の一連のプロセスをご紹介してきましたが、私たちはこの方法を理想としている訳では有りません。
先生から預る情報を極限まで絞り込んで行き、尚且つ機能的な補綴物をスピーディーに、と考えた末の方法です。
またこの方法は、ファセットを情報源とする性格上、咬合の再構成を図る場合や、残存歯数、咬合支持が少なく、誘導要素が存在しない症例には当然ながら応用することは出来ません。
あくまでも、歯列崩壊の少ない症例の小補綴物に限られます。
ただ、この範囲の補綴は、日常臨床の中で非常に数多いことは確かですので、取り入れるメリットは十分あるのではないでしょうか。

   
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